TOEIC Part 3（会話問題）の学習方法

① 目的把握：会話の『用件（予約・苦情・依頼・確認）』を冒頭5秒で固定。

② 役割特定：顧客/店員/同僚/上司などを肩書き・語彙・言い回しから即判定。

③ 情報検索：数字・日時・場所・注文番号など検索性の高い情報を瞬時に拾う。

④ 推論：暗示・変更・『次の行動（What will they do next?）』を文脈で導く。

⑤ 同順活用：Q1=序盤・Q2=中盤・Q3=終盤の目安で“いつ出るか”を先に決め、聞き逃しを減らす。

⑥ 図表連動：タイトル/単位/照合キーを短時間で読み取り、音声と1点照合で決める。

原則、設問は会話の流れと同順。Q1=序盤、Q2=中盤、Q3=終盤を想定してアンテナを立てる。

各設問は『主語＋手掛かり語（Who/Why/When/How much/Which）』のみマーキング。選択肢の細部は読まない。

数値系・図表系が混在する回は、どの設問が数値/図表かだけを先に把握しておく。

先読み語彙ミニセット：reschedule / refund / confirm / pick up / register / replacement（『次の行動』で出やすい）。

P（Participants）：肩書き/場所語で立場推定（client, supervisor, receptionist, warehouse）。

T（Topic）：予約・納期・請求・返品などの用件語を1語で固定。

P（Plan）：落とし所を予測（reschedule, refund, send a technician）。

不明確なら『so / then / actually』などの転換まで保留し、直後の決定文にフォーカス。

合図語：I'll join you both / all of us / the three of us / let me loop in ~ / our manager など。

役割の典型：現場担当（詳細把握）＋管理職（意思決定）＋顧客/依頼者（要求提示）。

解法：誰が決めるか（決裁権）→誰が動くか（タスク）→いつ/どこ（スケジュール）。

声質や敬語の向きも手掛かり（丁寧→顧客対応、指示口調→上位者、報告口調→担当者）。

遅延：run behind schedule / be tied up / be held up → postpone / push back。

依頼：could you / would you mind → ask someone to / arrange for。

提案：how about / why don't we → we could / it might be better to。

不満・謝罪：I'm afraid / unfortunately / that's not what I expected → complaint/apology シーン。

値引き・特典：discount / promotion / complimentary / waive the fee → 料金の判断材料。

在庫・納期：out of stock / back order / available by Friday / ship earlier → 次行動の引き金語。

指示語は直前の名詞句を受けることが多い：this issue（= the delivery delay）, that one（= the blue model）。

省略（ellipsis）：Sure, at three.（= We can meet at three.）→ 省略主語/動詞は直前命題から補う。

one/ones・do so・that way などの置換は同一対象/方法を示す合図。直前の候補を1つに絞る。

転換：so / then / actually / by the way / instead → 方針転換や修正の合図（答えが出やすい）。

否定/制約：not until / except / unless / rather than → 文意が逆転。結論は後半に出ることが多い。

逆接：however / but / though → 直後に新条件・代替案。更新後の結論に答えがある。

見る順番：① 見出し ② 単位（$・%・room/route）③ 軸/列 ④ 照合キー（氏名/番号/時間帯）→該当セルのみ確認。

比較設問：最小/最大（the least/most）・増減（increase/decrease）・該当外（not listed）は軸を1本に絞る。

地図は方位語（along, across from, past, at the corner of）＋ランドマーク名をペアで聞く。

日程表は空き枠/重複/締切に注意（available / booked / by / until）。'Room B at 2' のように要素を1行で固定。

13/30・15/50は末子音と拍で判別。割引率・価格・時刻は最後まで集中。

スペルアウトの混同：'B' と 'D'、'M' と 'N'。番号は 'zero' と 'oh' の区別も意識。

deictic（here/there/this/that）は話者視点で反転。質問者の here が応答者の there になり得る。

顧客：refund, warranty, return, replacement, dissatisfied。

担当：policy, availability, stock, shipment, complimentary。

社内：deadline, budget, draft, vendor, supervisor, submit, allocate。

IT/保守：ticket, reboot, technician, deploy, outage。接客：reservation, check-in, complimentary, voucher。

① 設問の種類（目的/理由/次の行動/場所）だけで不一致を2つ消す（Wh不一致・目的不一致）。

② 残りは『自然度』と『会話の目的一致』で選ぶ。説明過多は×になりやすい。

③ 次の行動系は動詞の相性で推定（call back, reschedule, send, pick up, confirm）。

④ 数字・場所・役割のうち“1つでも合う”選択肢を優先（完全一致が取れない時の最終手段）。

［Who］役割（client/rep/manager）、［What］用件（refund? schedule?）、［Next］行動（call HR / move to Rm B）。

数値は丸囲み、固有名詞は頭文字で短記（R.B.=Room B）。メモは最小限で耳優先。

記号化：→ 次行動／× 不可／△ 要確認。時間は '2p'、金額は '$50' と省記。

• 0:00–1:30：先読み（Q1→Q2→Q3）で主語と手掛かり語だけ口で唱える。
• 1:30–4:30：音声1本→目的・役割・次行動を日本語10秒要約。
• 4:30–7:30：根拠文をシャドーイング→転換/否定/制約マーカーを強調して録音比較。
• 7:30–10:00：図表1問だけ選び、ヘッダー→単位→照合キー→該当セルの順でスキャン練習。

同じ素材を翌日に『倍速→等速』で再練し、聞き落としタグを更新。

Day1：通常セット×3（目的→理由→次行動）。誤答は『どの転換/否定点で取り逃したか』を特定。

Day2：図表連動×2＋地図系×1。照合キーの決め方と方位語の音を重点矯正。

最後の5分は“1行メモ→10秒要約”で仕上げ（Who/What/Next を口頭固定）。

① 先読み：Q1→Q2→Q3は音声同順。主語＋手掛かり語のみ固定。

② 冒頭5秒で目的・役割を確定（P→T→P）。

③ 転換/否定/制約マーカーで要点更新を掴み、数字・固有名詞は最後まで集中。

④ 不一致2つ即消し→残り2択は自然度と目的一致で決定。

⑤ 図表は照合キー→該当セルのみ確認（全読みしない）。迷ったら“短い行動系の答え”を優先。